「英語学童に通わせてみたいけれど、どこを選べばいいんだろう?」
Kids Duo、Kids UP、TGGスクール……。英語学童を調べ始めると、それぞれ魅力的な特徴があって、違いが分かりにくいと感じる方も多いと思います。
ボクはこれまで、英語学童の運営に関わりながら、英語を学ぶたくさんの子どもたちを見てきました。
その経験から感じているのは、英語学童選びは「英語をどれだけ学べるか」だけで決めないほうがいい、ということです。
英語学童は、週に何日も、放課後の数時間を過ごす場所です。英語の環境やカリキュラムはもちろん大切ですが、それと同じくらい「その子が安心して楽しく過ごせるか」を見てほしいと思っています。
この記事では、現在のサービス内容を確認したうえで、特徴の違う英語学童としてKids Duo、Kids UP、TGGスクール by LCAの3つを紹介します。さらに、長時間の集団型の英語学童が合わない子に向けて、オンライン英会話という別の選択肢も紹介します。
この記事について
この記事は、英語学童を運営してきたボクの経験と、2026年9月時点で各サービスの公式サイトに掲載されている情報をもとにまとめています。料金・開校状況・送迎範囲・キャンペーンなどは変更される場合があるため、入会前には必ず各スクールの公式サイトや教室で最新情報をご確認ください。
英語学童を選ぶときに見てほしい5つのポイント
おすすめのスクールを見る前に、まずは英語学童を選ぶときにチェックしてほしいポイントを整理します。
英語学童は、一般的な英会話スクールのように「週1回、40分のレッスンを受ける」という場所とは少し違います。子どもが長い時間を過ごすからこそ、英語以外の部分も含めて考えることが大切です。
1.英語に触れられる時間と環境
まず確認したいのは、実際にどのくらい英語に触れられるのかです。
「ネイティブ講師がいる」という情報だけではなく、生活や遊びの時間も英語なのか、英語レッスンの時間が決まっているのか、子ども同士の会話では日本語も使うのかなど、スクールによって英語環境の作り方は違います。
英語に触れる時間を重視するなら、体験や説明会で1日の流れまで確認してみるとイメージしやすくなります。
2.子どもが楽しく長時間過ごせるか
ボクが特に大切だと思っているポイントです。
英語学童では、学校が終わってから夕方まで数時間を過ごすことも珍しくありません。いくら英語環境が充実していても、その時間が子どもにとってずっと苦しいものになってしまったら、長く続けるのは難しくなります。
アクティビティが好きな子、体を動かすのが好きな子、工作が好きな子など、子どもによって楽しいと感じることは違います。スクールのプログラムと子どもの興味が合っているかも見てみましょう。
英語学童選びで大切なのは、「英語がどれだけ学べるか」だけではなく、その子が放課後を安心して楽しく過ごせるかどうかです。
3.スタッフや先生との相性
ネイティブ講師、バイリンガルスタッフ、研修制度などはスクール選びの参考になります。
ただ、実際に子どもが毎日関わるのは「肩書き」ではなく、その教室にいる人です。同じブランドのスクールでも、教室の雰囲気やスタッフとの相性には違いがあります。
説明会では保護者が話を聞くだけでなく、できれば子ども自身がスタッフや先生と関われる体験の機会を利用するのがおすすめです。
4.送迎・時間・立地など家庭との相性
英語学童は継続して利用するケースが多いので、家庭の生活との相性も重要です。
学校へのお迎えがあるのか、帰りの送迎はどこまで対応しているのか、何時まで預かってもらえるのか。長期休暇中の利用時間も含めて確認しておくと安心です。
どんなに魅力的なスクールでも、毎日の送迎が家族の大きな負担になると続けにくくなります。
5.料金だけでなく「何が含まれているか」まで見る
料金を比べるときは、月謝だけを横並びにしないようにしましょう。
利用する曜日数、預かり時間、送迎、おやつ、教材、延長料金、長期休暇中の料金など、必要になる費用はスクールによって異なります。
「月額はいくら?」だけではなく、自分の家庭が実際に使う条件で総額を確認することが大切です。

英語学童の運営者が注目するおすすめ英語学童3選
ここからは、ボクが注目している3つの英語学童を紹介します。
「1位・2位・3位」というランキングではありません。それぞれ特徴が違うので、家庭が何を重視するか、そして子どもにどんな環境が合いそうかという視点で比べてみてください。
【比較表】
| スクール | 主な特徴 | 対象 | 送迎 | 注目したい家庭 |
| Kids Duo | 長時間のALL ENGLISH環境。全国210校以上 | 幼児・小学生 | あり | 預かり・送迎・英語環境を総合的に重視 |
| Kids UP | ALL ENGLISH+レベル別英語レッスンや多彩な活動 | 幼児・小学生など | あり | 英語環境と教育プログラムの両方を見たい |
| TGGスクール by LCA | TGGの施設を活用した体験型・CLIL型の学び | 小学生中心 | あり(有料) | 施設や体験を通して英語を使うことを重視 |
※対象・送迎・開講内容はコースや教室によって異なる場合があります。最新情報は各公式サイト・教室でご確認ください。
Kids Duo|送迎・長時間預かりにも対応する王道タイプ
英語学童を探したことがある方なら、一度はKids Duoの名前を見たことがあるのではないでしょうか。
Kids Duoは、2026年2月末時点で全国210校以上を展開。小学生コースでは、長時間をALL ENGLISHの環境で過ごしながら、ゲームや工作、音楽などのプログラムを通して英語に触れていきます。
公式サイトでは、1日最大6時間のALL ENGLISH環境、専用バスによる小学校や自宅周辺への送迎、平日最大20時30分までの預かり、ネイティブ講師とバイリンガル講師によるサポートなどが特徴として紹介されています。
ボクがKids Duoを見るときに感じるのは、「英語学童」というサービスに家庭が期待する機能がかなり分かりやすくまとまっていることです。英語環境だけでなく、放課後の預かりや送迎まで含めて考えたい家庭にとって、比較の基準にしやすいスクールだと思います。
一方で、全国に多くの教室があるからこそ、実際に通う教室の雰囲気は自分の目で確認したいところ。子どもがその空間で数時間過ごすことを想像しながら、体験や見学をしてみてください。
【こんな家庭はチェック】送迎や長時間預かりも含めて英語学童を利用したい/英語に触れる時間をしっかり確保したい/まずは代表的な英語学童から比較したい
Kids UP|英語環境+教育プログラムにも注目
Kids UPも、英語学童を比較するときに候補に入りやすいスクールです。
小学生向けのELEMENTARY(学童コース)は6〜12歳が対象。公式サイトでは長時間のALL ENGLISH環境に加えて、スポーツ、アート&クラフト、理科実験、ダンスなどのアクティビティや、レベル別の英語レッスンが紹介されています。
英語レッスンではレベルに合わせて分かれ、聞く・話す・読む・書くの4技能を学ぶ構成。小学校などからスクールへの無料送迎と、帰宅時の自宅付近のバス停までの送迎も案内されています。
2026年9月時点で公式サイトに掲載されている学童コースの料金イメージは、週2〜5回で月額39,900円〜。教材費やおやつ代などが別途必要になるため、実際の利用条件で確認してください。
Kids UPは、長時間英語の中で過ごすだけでなく、アクティビティやレベル別学習など教育プログラムの中身も比較したい家庭に注目してほしいスクールです。
【こんな家庭はチェック】英語環境とレッスンの両方を見たい/いろいろな活動を英語で経験してほしい/送迎も重視したい
TGGスクール by LCA|大規模施設を活用した体験型英語
3つ目は、TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)の施設を活用して行われるTGGスクール by LCAです。
ボクが以前この3校を選んだとき、Kids DuoやKids UPには、運営者として「同じ英語学童というカテゴリーの中にあるスクール」という感覚を持っていました。
ところがTGGを見たときは、少し印象が違いました。施設そのものの規模感や、そこでできる体験の幅を見て、「この環境なら一般的な英語学童とは違ったことができそうだ」と興味を持ったのを覚えています。
TGGスクールのアフタースクールでは、TGGの設備を活用しながら外国人講師と英語で放課後を過ごします。LCA国際学園で培われた英語指導法やCLIL(教科内容と英語を組み合わせて学ぶ考え方)を取り入れ、生活や遊びの中でも英語に触れる環境が用意されています。
公式サイトでは、小学1〜6年生を対象に週2回以上の利用を基本とし、13時から18時までの預かり、延長預かり、近隣小学校などへのお迎えと自宅への送りを行う有料送迎などが案内されています。
2026年9月時点で掲載されている月額のアフタースクール費は、週2回33,000円、週3回45,100円、週4回55,000円、週5回59,400円。入会金や諸経費、送迎、延長などは別途です。
TGGの面白さは、英語を机の上だけで学ぶのではなく、「英語を使って何かをする」体験につなげやすいところだとボクは感じています。
【こんな家庭はチェック】体験を通して英語を使ってほしい/施設やプログラムの幅を重視したい/CLILなど「英語で学ぶ」活動に興味がある

3つの英語学童、結局どこを選べばいい?
3つを紹介しましたが、「結局どこが一番いいの?」と思うかもしれません。
ボクは、英語学童には単純な1位・2位・3位はつけにくいと思っています。
送迎や長時間預かりまで含めた総合的な使いやすさを重視するならKids Duo。英語環境に加えて、レベル別学習や多彩な教育プログラムにも注目したいならKids UP。施設や体験を活かして「英語で何かをする」ことに魅力を感じるならTGGスクール。
同じ「英語学童」でも、強みはかなり違います。
そして、ホームページで条件を比較したあとにぜひやってほしいのが、実際の教室を子どもと一緒に見ることです。
ホームページの情報だけで決めず、できれば子どもと一緒に体験・見学して「ここならまた来たい」と思えるかを見てほしいと思います。
大人から見れば素晴らしいカリキュラムでも、子どもが緊張してしまうことがあります。逆に、親が最初は気にしていなかったスクールを子どもがものすごく気に入ることもあります。
英語学童は「英語を習う場所」であると同時に、「子どもが放課後を過ごす居場所」でもある。その視点を忘れずに選んでみてください。
英語学童が合わない子にはオンライン英会話という選択肢も
ここまで英語学童を紹介してきましたが、すべての子に英語学童が合うわけではありません。
大人数の中で過ごすのが疲れる子もいます。学校が終わったあとに、さらに数時間集団の中で過ごすことが負担になる子もいます。近くに通える英語学童がない家庭もあるでしょう。
でも、「英語学童が合わない」ことと「英語が合わない」ことは別です。
そんなときは、自宅で短時間、1対1で取り組めるオンライン英会話も選択肢になります。ここでは、子ども向けサービスが用意されているQQキッズとネイティブキャンプキッズを紹介します。
QQキッズ|25分のマンツーマンで自分のペースで話せる
QQキッズは、子ども向けのオンライン英会話サービスです。
レッスンはマンツーマンで、1回25分。2026年9月時点の通常料金は月4回3,280円、月8回6,180円、月16回9,680円などのプランが用意されています。
無料体験ではレベルチェックを含むレッスンを試すことができ、公式サイトでは無料体験後に自動で有料プランへ登録されないことも明記されています。
英語学童のような長時間の英語環境とはまったく違いますが、「集団より1対1のほうが話しやすい」「まずは短い時間から始めたい」という子には試しやすい方法です。
まずは子どもの反応を見たいなら、無料体験から試してみるのもひとつです。
QQキッズの無料体験を見てみるネイティブキャンプキッズ|5〜25分、短時間から始めやすい
もうひとつの候補が、ネイティブキャンプキッズです。
3歳以上が対象で、レッスン時間は5〜25分。公式サイトでは、対象プランの「今すぐレッスン」は回数無制限で利用できると案内されています。
2026年9月時点では、プレミアムプランの年間割引利用時が月6,480円(税込)、プレミアムプラン利用者の家族向けファミリープランが月1,980円(税込)。プラン条件は申込時に確認してください。
7日間の無料トライアルも用意されており、期間中は回数無制限で試すことができます。ただし、無料登録時にはクレジットカード情報の入力が必要で、継続しない場合は無料期間内に手続きが必要です。
「今日は10分だけ」「もう少しやってみたいから25分」というように、子どもの様子に合わせて時間を調整しやすいのは、長時間の集団活動とは違う魅力です。
短時間から試したいなら、無料トライアルで子どもと先生の相性を見てみるのもいいでしょう。
英語学童とオンライン英会話、どちらが合う?
英語学童とオンライン英会話は、どちらが優れているというものではありません。そもそも役割が違います。
| 比較ポイント | 英語学童 | オンライン英会話 |
| 英語に触れる時間 | 長時間になりやすい | 1回5〜25分程度など短時間中心 |
| 学び方 | 集団生活・活動の中で英語に触れる | 講師との1対1が中心 |
| 場所 | スクールへ通う | 自宅から受講できる |
| 放課後の預かり | できる | できない |
| 送迎 | 対応スクールあり | 不要 |
| 向きやすいタイプ | 友達と活動するのが好き・長時間英語環境に入りたい | 自分のペースで話したい・集団が疲れやすい |
放課後の居場所も必要で、生活の中でまとまった時間英語に触れたいなら英語学童。自宅で短時間から始めたい、1対1のほうが落ち着いて話せるという場合はオンライン英会話。
家庭の目的と子どものタイプを分けて考えると、選びやすくなります。
大切なのは「英語学童に通わせること」ではなく、その子が英語を好きになれる入口を見つけることだと思っています。

まとめ|英語学童は「子どもに合う場所」で選ぼう
今回は、英語学童を運営してきたボクの視点から、特徴の違う3つの英語学童を紹介しました。
Kids Duoは、長時間のALL ENGLISH環境、送迎、預かりなどを含めた総合型。Kids UPは、英語環境に加えてレベル別の学習や多彩なアクティビティにも注目したいスクール。TGGスクール by LCAは、大規模な施設や体験を活かして「英語で学ぶ・英語で体験する」ことに特徴があります。
そして、長時間の集団型の環境が合わない子には、QQキッズやネイティブキャンプキッズのようなオンライン英会話もあります。
英語に触れる時間が長ければ長いほど、その子にとって必ず良いとは限りません。
英語学童を運営する中で子どもたちを見てきて、ボクは「どんな環境なら、その子が楽しく英語に向き合えるか」を考えることがとても大切だと感じています。
資料や料金表だけで決めず、できれば体験して、子どもの表情を見てみてください。
英語学童でも、オンライン英会話でも、ほかの方法でもいい。
その子に合った「英語って楽しいかも」と思える入口が見つかれば、それがいちばん良いスタートだと思います。
