英語で過ごす放課後、それが「放課後留学」

オランダ人の秘密!94%がバイリンガル!国民の英語力が世界No,1の理由

Wavy

こんにちは!@Wavyです。
今回はオランダの英語教育のポイントを紹介していきます!

オランダって個人的にはあまり馴染みがないんだけど、小学生の英語教育に携わっていると必ずオランダの子供たちのへの英語教育について話題が出てくるんですよね~。どうやらすごいらしいんです!

何がすごいって、まずオランダは非英語圏英語力ランキング世界No1なんですよ!そう、我々と同じ非英語圏の英語力ランキングが世界No1なのです。こうなってくると「オランダさん、そのNo1の秘密教えてくださいよ~」となりますよね。ボクもそう思ってちょっと調べたら色々分かったので、皆さんにもご紹介します!ぜひ日本の英語教育にも、そしてまたボクも皆さんも家庭で頑張っているおうち英語にも取り入れて、皆で子供たちの英語力を伸ばしましょう!

この記事を書いた人

Wavy
  • 7歳と5歳の2児の父
  • 100名以上が通う英語学童を現在運営中
  • カナダでのワーホリ、その他海外生活経験あり
  • 小学生の放課後を英語で過ごす「放課後留学」提唱中

Twitter:@wavy_english)

目次

オランダは非英語圏の国で英語力ランキング1位

そもそもこのランキングというのは、全世界220万人を超える非英語圏の国の人々がインターネットで受験できる無料テスト「EF 英語標準テスト(EF SET)」の結果をもとに、世界最大規模の英語教育組織の「EF Education First (イー・エフ・エデュケーション・ファースト)」が、毎年作成しているランキングなのです。

その2020年のランキングで世界1位に輝いたのが、オランダ

Wavy

ちなみに日本は100か国中・・・55位!この結果を高いとみるか
低いとみるかは、あなた次第w

オランダってどんな国?

お恥ずかしながらボクはあまりオランダを知らなかったので、ちょっとオランダってどんなとこなの?ってことをまずは見てみようと思います。実はこういう環境も子供たちの英語教育に大きく関わっているみたいなんですよね~。

オランダってこんな国
  • 公用語はオランダ語
  • 国土としては、日本の9分の1。北海道の面積の約半分
  • ただ人口は、北海道の約3倍
  • 小さな国だからこそ、ビジネスマーケットを他国に広げる為にも英語が重要!

そして、このオランダの人々は英語だけではなく、多言語にも長けている人が多い。

欧州委員会のデータによると

  • 15歳以上のオランダ国民の94%がバイリンガル
  • 3か国語話者が77%
  • 4か国語以上話者(オランダ語+3か国語以上)37%

とにかく周りにいる大人たちの多くがバイリンガルやトリリンガルだったり、テレビ番組でもオランダ語への吹き替えのものは殆どなく、基本的には英語+オランダ語字幕というものが大半らしい・・・。

もうこれは英語の学習というよりは、オランダという国自体が英語環境を整えているようだ。

実はここに大きな英語力の秘密が隠されています。要するに

オランダは国土も小さいので、英語や他言語を話し他の国々とビジネスしないと生きていけない!

この国民全員のマインドが、ハングリー精神が非英語圏英語力ランキング世界No1 の理由と言っても過言ではないと思います。

そうはいっても、オランダの小学生への英語教育が気になる。のでちょっとご紹介。

教える先生の英語力が高い

日本の学校の場合、英語を教える先生の英語力はあまり重視されていない。

もちろん英語力が高い方や海外留学経験が豊富な先生も多いと思う。ただ一方で、英語(特に会話)力には全く自信が無いけれど、なんとか英語教師をしているという先生が多いのも事実。

実際、以前ボクが運営に携わっていた英会話スクールには日本人の英語教師の方が英語の授業の台本!?をレッスンに持ち込み、ネイティブの先生と英語の授業の進め方を練習していました。このような状況も日本においては実際にあるのです。

では、オランダはというと。

先生の英語レベルは(CEFR)で言うと、B2レベルを持っている。英検のレベルでいうところの準1~1級。複雑な文章の主要な内容を理解でき、且つ流暢に会話が出来る教員が教える。

CEFRのレベル詳細は下記の文部科学省作成資料「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」をご参考に。

https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf

やはり、英語を教える人の英会話レベルは非常に大事だと感じます。

それは決して英語の知識があるという事ではなく、実際に海外で英語を使って数年間生活したりビジネスをした経験がある人でないと本当の意味では英語は教えられないのではとも思っています。簡単に言ってしまえば、野球の試合をした事が無い人が監督やコーチとなり野球を教える事は、ね。非常に危険ですよね。

また、そんなオランダの英語教師だからこそ、教え方も違います

オランダの英語教育の教え方の特徴

では、オランダではどのように英語の幼児教育をしているのか。その特徴的な教え方を紹介します。

とにかくレッスンが楽しめる

オランダでは、憲法23条にて「学校における教育方針の自由」が保証されているため、特に決まったカリキュラムが無く、何より子供たちの興味や関心を掻き立てるような授業となっている。そのため、 特に低学年の間は先生と大きな声で歌ったり踊ったりしながら、手や足を動かし身体を使って英語を学んでいます。この身体を使って学ぶというのは、脳科学的にも良いと言われてますもんね。

その教育方針の自由さや子供たちの興味関心を掻き立てるためなのか、オランダの小学校で使用されている教科書の表紙はテイラースウィフトだったりするらしー。日本でもぜひ、これくらい興味を引きつけて欲しいなーw。

子供たちが楽しいと感じる瞬間というのは、座ってただ学ぶだけではなく、身体を動かしながら学ぶ時です。

その為オランダの小学校では、特に低学年の間は先生と大きな声で歌ったり踊ったりしながら、手や足を動かし身体を使って英語を学んでいます。この身体を使って学ぶというのは、脳科学的にも良いと言われてますもんね。

文法は教えない

上記のようにオランダの小学校では、決まったカリキュラムが無いため教える先生によって様々なスタイルがあります。

ただ 文法を教えないというのはほとんど共通しているようです。文法を使わない代わりに耳から英語を聞いて、そのまま書いたり理解する事に重点を置いている!これは日本でも大人気の教育方法フォニックスですね。

教科書を使用しない

やはり決まったカリキュラムやルールが無いので、基本6歳から10歳までは教科書も使用しないようです。ま、それだけ先生の負担もあるし、教える側は大変でしょうけど、子供は圧倒的に楽しく学べますね!

魚を与えるのではなく、釣り方を教える

教科書には必ず問題と答えがセットになっていますが、オランダでの教え方は「魚を与えるのではなく、釣り方を教える」

つまり正解を教えるのではなく、どう正解を導き出すのかを一緒に学んでいくスタイルが多いそうです。

前提にあるのは、受験やテストでいい点数を取りたいといった目標ではなく、将来 英語や他言語を話し他の国々とビジネスしないと生きていけない! という必死さがあるので、教える側も生半可な気持ちじゃ教えられないですよね。

ママ

じゃ、日本でも先生の英語力を上げて、教え方を変えれば
みんな英語が話せるようになるかも!

Wavy

いや、そうもいかないんです。。
オランダでは、しっかりとした達成目標というのが設定されているんです。

英語学習の達成目標

オランダでは先程「教える先生の英語力が高い」のパートで出てきたCEFRをレベルの基準として用いております。

CEFRはヨーロッパでできた、英語だけではない言語の習得レベル指標で、前述した文部科学省のチャートにもあるように、非常に細かくレベル分けされています。

このレベル分けを基準に以下のように英語力の達成目標を設定しています。

12歳までに「CEFRA1-A2レベル」

12歳までにA1-A2レベル。。。

要するに英検でいうところの3級から準2級を12歳までに取らせるという目標です。

日本にもある程度の教育目標はありますが小学6年生で全員英検準2級を取るなどの明確な目標はありませんし、取る為の教育を日本の小学校で行うのは非常に難しいのかなとも思います。

やはり、日本人の英語力を変えるためには、国全体がもっと英語教育を変えていかないとですね。

逆に言えば、国自体が本気で英語教育に取り組み、国民の意識が変わると、この「国民の94%がバイリンガル」というのも本気で達成可能なんだとオランダの英語教育事情を調べて良く分かりました。

まとめ

最後にオランダが英語力No1になったポイントをまとめましょう。

  • 大前提として 、国民全員がオランダは国土も小さいので、英語や他言語を話し他の国々とビジネスしないと生きていけない! というマインドを持っている。
  • 幼少期から英語が身近にあり、常に映画やテレビなどで視覚・聴覚で本当の英語に触れている
  • 学校での授業では徹底的に「楽しく」興味がわくものが英語であり、使う教科書さえも子供の関心を引き付ける仕掛けがある
  • 英語を教える教員や周りの大人たちの英語力が高い
  • 決まったカリキュラムは無くとも、明確な達成目標が設定されている。

さて、日本での英語教育にすぐにでも取り入れられるのはどれでしょうか。

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