英語で過ごす放課後、それが「放課後留学」

幼児施設の感染症対策の実態!

学童やをはじめ、多くの子供たちが集まる施設が沢山あります。

コロナウィルスの発生からインフルエンザの猛威など、コロナ禍以降どの施設でも感染症対策を

強化しています。

ボクらの英語学童を例にして、一体子供たちが集まる施設で実際どのように

感染症対策をしているのかをご紹介します。

Wavy

こんにちは!改めまして@Wavyと申します。

この記事を書いた人

Wavy
  • 7歳と5歳の2児の父
  • 100名以上が通う英語学童を現在運営中
  • カナダでのワーホリ、その他海外生活経験あり
  • 小学生の放課後を英語で過ごす「放課後留学」提唱中

Twitter:@wavy_english)

目次

英語学童での感染症対策の実態!

英語学童では毎日何十人もの小学生が放課後留学にやってきて

1日最大5時間程度をネイティブの先生たちと共に、英語で過ごしています。

その1日の中では英語の会話を練習したり、英語の歌を歌ったり

みんなでスナックタイム(おやつの時間)を取ったりして

まさに放課後留学という”生活”をしています。

そんな英語学童が、どのように感染症対策を行っているのか?

1,子供たちが英語学童に来る前の感染症対策

感染症対策は、子供たちが来所する前から行われます。

まずは基本として、すべての窓を全開にして部屋全体を換気します。

これは一見当たり前のように感じますが、子供たちを保育している間は

窓を大きく開けることは非常に危険です。そのため、子供たちが来所後は長時間

窓を全開にすることが難しいので、来所前に必ず行います。もちろん真冬で例え雪が

降っている場合でも、換気の際にはスタッフはジャケットを着込んで一定時間窓やドアを

全開にします。

そしてその後は、子供たちが来所後に使用するであろうモノや場所を徹底気にスプレーやモップを使い

消毒していきます。

子供たちが常に使用するテーブルやイスはもちろんですが、手すりやロッカー、また英語のレッスンの際に使用する単語のフラッシュカードまで、しっかりと消毒します。

2,子供たちが入室する際の感染症対策

子供たちが英語学童に入室する際、最初に確認することはマスクを正しく着用しているかということ。

小学生で特に低学年のうちはまだマスクの重要性を理解していなかったりするので、マスクを着けたまま口に咥えてビシャビシャに汚してしまっていることは多々あります。

また鼻が出た状態で口だけマスクをしていたりもするので、入室時に正しくマスクを付けているかの確認は

とても重要になります。

英語学童としては保護者の皆さんにも、感染予防効率を上げるためにも不織布マスクを推奨しています。

もちろん肌に合わなかったり様々な理由で不織布マスクを付ける事が難しい子には、別に対応をしています。

やはり子供たちは先ほど書いたようにマスクを汚してしまったり、マスクで遊んで耳にかける紐が

切れてしまったりする事が頻繁に起こるので(←紐が切れる一番の時間帯は英語レッスンの最中です。。汗)

必ず替えのマスクをランドセルに入れておいていただくようお願いしています。

マスクの正しい着用が確認出来たら、次に体温を確認していきます。

入室時は表面温度を測定できる機会にて最初に確認し、そこで数値が高かったりする場合には

ワキに挟むタイプの体温計で、正確な体温を確認していきます。

もしこの段階でも体温が高いことが確認された場合は、直ちに保護者の方へ連絡を取り

すぐにお迎えに来ていただくようにしています。

最近ではお迎えにきていただいた後、そのままその足で病院に向かいPCR検査を受ける方がほとんどです。

ただこの辺りも最近は検査数増加の影響でPCR検査を受けなくても、判断が下ることも増えています。

正しいマスクの着用ができているかと正常な体温を確認できたら、子供たちには荷物をロッカーの所定の位置に置いてもらい、そのまま手洗い場に行ってハンドソープを使用してすぐに手をきれいに洗ってもらいます。

事前に子供たちには、手の洗い方を指導しています。

以前は手を洗うより手消毒だけで問題ないという情報もありましたが、こちらで確認した専門家の方からの最新情報では、現在は手消毒をするよりもこまめな手洗いが感染症防止の効果があるとのことでした。

そのため子供たちが英語学童で活動している間は、手を洗う時間を定期的に設けています。

3,英語学童内で先生や他の子たちと遊ぶ際の感染症対策

英語学童ではレッスン以外にお友達と遊ぶ時間もネイティブの先生たちと英語で話しながら遊びます。

以前はみんなでレゴやカードゲームやボードゲームなどをする際には、床の上にマットを敷きそこにみんなで座って各ゲームを遊んでいました。そうすると隣のお友達とも距離が近くなってしまったり、その距離での英語での会話により飛沫感染のリスクもあります。

その対策として、現在はどのゲームも必ずテーブルの上で行うことで、周りの人との距離を物理的に取る事を徹底しています。

また例えテーブルに座って距離が保てたとしても、対面にならないように席を工夫し遊んでもらってます。

でも実際ゲームをやる時に距離があるので届かなかったり、その影響でスムーズゲームが進まないことが多々あります。

Wavy

子供たちには、このルールが大不評!
そりゃ、いやだよねーー

4,おやつタイムの感染症対策

ゲームなどをした後におやつタイムがあるので、まずは改めてハンドソープで手を洗います。

コロナ前は、子供たちが本当に楽しみにしている時間でした。

その頃はネイティブ先生も交えながら、おやつタイム中もネイティブ先生から英語で質問されそれに英語で返答する練習をしたり、他のお友達ともお題を決め英語での会話を練習したりしていました。

おやつタイムはみんながリラックスして楽しく英語を話せる、子供たちにとっても英会話の楽しい練習時間ではありましたが、コロナの影響を受けすべてそれも変更になりました。

最初は子供たちのマスクが外れている状態を最小限にするために、おやつを同時に食べる人数を少人数に制限することに。常時全体で40名い程度いるので、だいたい5人でひとグループをつくる。そして座る位置も対面にならないように5人が同じ方向を向き、隣同士の間にはパーティション(間仕切り)を設置しました。5人が向く方向には窓があり、窓は常時少しずつ空いた状態にしています。

おやつを食べる際はもちろん黙食で、食べ終わった子から順番に黙って片付け。スタッフは空いた席からすぐに手袋をしスプレーと除菌シートを使って消毒していきます。

その後感染の広がりに伴い、最終的にはスナックを食べる事を中止にしました。

理由はマスクを外す時間を無くすためです。スナックは小袋に分け、各自に持って帰ってもらうように。もちろん子供たちからは大ブーイング!そりゃそうですよね(汗)

Wavy

子供はおやつの時間が無いとすぐお腹がすいてしまい
英語のレッスンにも影響が出ちゃうんですよね。。

英語のレッスンやアクティビティータイムの感染症対策

スナックタイムの後には英語レッスン&アクティビティータイムがあります。

もちろん始まる前にはまずは手洗いから。

この時間は英語を使って様々な活動をしますが、身体を動かしながら英語を学ぶPE(体育)や室内で音楽を使ってのダンスは感染リスクの高いカリキュラムと判断し、すべて一定期間中止となります。

小学生は椅子に座って講義を受けるより、動きながら英語に触れる事が本当に好きなんです。脳科学的にも身体を動かしながら何か覚える事で記憶力や記憶の定着率が上がると言われているのに、そのアクティビティーを中止せざるを得ないのは、子供たちもボクらスタッフも本当に苦しいです。

英語のレッスンでは、以前はネイティブ先生からの英語での単語クイズに対してみんなで大きな声で答えて発音や会話での瞬発力を向上させていました。そういった活気のある英語のレッスンも今は難しいです。英単語が書かれたフラッシュカードを各自が持ち、それを挙げて回答するというスタイルに変更しました。これであれば飛沫を防ぎながら英語を学べるという理由からです。

また、逆にネイティブ先生側から正しい発音をみんなに説明する際に、マスクがあると非常に難しいのです。以前は透明のクリアーマスクを使用していましたが、今は不織布マスクの使用を徹底しているので、口は覆いながらもその都度マスクを少し引っ張って発音を聞かせています。

子供たちも非常に聞き取りにくいとは思いますが、なんとか頑張って付いてきてくれています。

ライティング時間の感染症対策

英語学童では、会話のみならず椅子に座ってワークシートでライティングの練習をする時間があります。もちろん開始前にはまず手洗いをしてもらいます。以前はこちらで用意した鉛筆や消しゴムを使ってもらっていましたが、こちらも感染症対策として自分の筆箱を持ってきてもらい使ってもらっています。

手を洗いに行く時間もそうですが、ロッカーから自分の筆箱を取って戻ってくるだけといっても、小学生には各行動に非常に時間がかかるのです。その為ボクらの1日のスケジュールもコロナ前とは大きくそして細かく変更する必要がでてきました。

スピーチタイムの感染症対策

1日の終わりには、お友達で同士で本日の活動をどう感じたか英語で発表する小学校でいう「帰りの会」のようなスピーチタイムがあります。以前は1人ずつ順番にみんなの前で英語で1日の感想や気持ちをスピーチしてもらっていましたが、こちらも現在は一旦中止。

その代わりに今日の気持ちを英文で書くか、絵を描いてそこに単語を付けるという内容に変更しています。

でもなぜかスピーチタイムだけは、このままこの形がいい!という子が多い。。どうやらみんなの前で英語話すのだんだん恥ずかしくなってきた子も。。

Wavy

いや、コロナが落ち着いたら必ず復活させます(笑)

お迎えタイムの感染症対策

すべてのカリキュラムが終わると、子供たちは親御さんのお迎えを待ちます。

この時間はネイティブ先生とレゴやボードゲームで遊んでお迎えを待ちます。その為、帰る前には使ったおもちゃやテーブルなどの掃除・除菌を子供たちにも手伝ってもらいます。ただ現在は以前より特殊な除菌スプレーを使用して消毒しているので、すべてスタッフで対応しています。

英語のレッスンは英語力向上にもちろん役立つのですが、実はこの「ネイティブ先生と一緒に掃除をする」というのが自然な英語をネイティブ先生と一緒に練習できる非常に良い時間だったんです。

それも今はちょっとお休みです。

まとめ

ずっとコロナの事ばかり考え対策をしてきました。

ただコロナが落ち着いても、結局インフルエンザや子供たちの中では

様々な感染症が発生します。コロナがきっかけとなりましたが、やはり感染症対策は

今後もずっと必要だと改めて感じています。

子ども達が安全に過ごしていけるように、今後も引き続き対策していこうと思います。

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