「小学生にオンライン英会話って、本当に効果あるの?」
これから始めようと思っている方はもちろん、すでに始めているけれど「全然しゃべれるようにならない……」と感じている方もいるかもしれません。
でもボクは、この質問をされるといつも思うことがあります。
そもそも「オンライン英会話に効果があるか?」という質問だけでは、答えを出せないんです。
なぜなら、「何をもって効果とするのか」が家庭によってまったく違うから。
この記事では、英語学習に関わる現場で子どもたちを見てきた経験から、
- オンライン英会話の「効果」って何?
- 英語を話せるようになるには何が必要?
- 週1回でも意味はある?
- なかなか話さない子は効果が出ていない?
- どんな家庭ならオンライン英会話がおすすめ?
ということを考えていきます。
この記事について
この記事では、「オンライン英会話の方がいい」「やっぱり対面の英会話教室がいい」と、最初からどちらかに決めつけることはしません。
英会話教室には、対面だからこその良さがあります。
オンライン英会話には、オンラインだからこその良さがあります。
ボクには、どちらか一方をすすめなければならない理由がありません。
対面が合う子には対面を。オンラインが合う子にはオンラインを。
大切なのは、「どちらが優れているか」ではなく、その子とご家庭の目的にどちらが合っているかだと思っています。
だからこの記事では、できるだけフラットな立場から、
「そもそも効果って何だろう?」
というところから考えてみたいと思います。
小学生のオンライン英会話に「効果ある・なし」の答えはない
「オンライン英会話って効果ありますか?」
これ、ボクにとっては、
「このケーキ、美味しいですか?」
と聞かれるのと、ちょっと似ています。
甘いものが大好きな人なのか。
甘いものが苦手な人なのか。
誕生日に食べるのか。
ダイエット中なのか。
チョコレートケーキが食べたいのか、ショートケーキが食べたいのか。
条件によって答えはぜんぜん違いますよね。
オンライン英会話も同じです。
「オンライン英会話は効果あり!」
と言われたら、ボクなら、
「誰に?」
「どんな効果?」
「何を目指してる?」
「どのくらいの頻度?」
「どのくらいの期間?」
「本人は楽しめてる?」
……と、質問が100個くらい出てきます(笑)。
だからまず考えたいのは、
オンライン英会話に効果があるかではなく、「わが家は英語でどこを目指すのか?」です。
まず「何のために英語を学ぶのか」を考えよう
たとえば、
「将来の受験やテストで困らない英語力を身につけてほしい」
ということが一番の目的なら、必ずしも英会話を最優先にする必要はないとボクは思います。
単語を覚える。
文法を理解する。
英文を読む。
問題を解く。
目的に合わせて必要な勉強を積み重ねていけばいい。
でも、子どもに英語を習わせる理由を聞いていると、
「いつか海外に行ってほしい」
「将来、英語を使って仕事ができたら」
「外国の人とも普通に話せるようになってほしい」
といった「英語を使って人とコミュニケーションを取ること」をゴールにしているご家庭も多いと思います。
だったら、話は変わってきます。
英語を使って人と話せるようになってほしいなら、「人と英語で話す練習」が必要です。
「英語を話せる」が目標なら、話す環境をつくろう
日本で普通に生活している小学生が、英語を使って誰かと会話する機会って、どのくらいあるでしょうか。
ほとんどないのではないでしょうか。
「たまに道で外国の方から英語で道を聞かれます」
という人もいるかもしれません。
でも、それが年に数回あるかどうかなら、「日常的に英語を話す環境」とはなかなか言えませんよね。
だから「話せるようになること」を目標にするなら、自然にその機会がやってくるのを待つのではなく、
意識して英語を話す環境をつくる。
ボクはこれがすごく大切だと思っています。
動画や本は大切。でも「実戦」とは違う
YouTubeで英語の動画を見る。
英語の歌を聞く。
英語の絵本を読む。
単語を覚える。
どれも大切です。
むしろ、英語をたくさんインプットすることは、実際に話すための材料にもなります。
ただ、
「動画をたくさん見ていれば、いつか自然に人と英語で話せるようになる?」
と聞かれたら、ボクはちょっと違うと思っています。
たとえるなら、
通信教育だけでボクシングを勉強して、いきなりリングに上がるようなもの。
フォームを勉強する。
試合の映像を見る。
パンチの種類を覚える。
もちろん全部大切です。
でも、実際に相手を前にしたときは別ですよね。
英会話も同じだと思うんです。
相手が何を言ってくるか分からない。
聞き取れないかもしれない。
言いたい単語が出てこない。
それでも相手の表情を見て、ジェスチャーを使ったり、知っている言葉を使ったりしながら、何とか伝えようとする。
英語で人と話すことを目標にするなら、どこかで「実戦」を経験する必要があります。

話す機会なら、対面でもオンラインでもいい
ここまで読むと、
「じゃあオンライン英会話をやればいいんですね!」
と思うかもしれません。
でもボクは、英語を話す機会をつくれるなら、対面でもオンラインでもいいと思っています。
「オンライン英会話の方が、対面より英語が上手になります!」
とは思っていません。
人と人とのコミュニケーションを考えれば、同じ場所にいて、相手の表情や動き、空気感まで感じながら話せる対面には、やっぱり対面ならではの良さがあります。
だから、近くに合う英会話教室があって、子どもも楽しく通えて、ご家庭にも無理がない。
それなら対面でいいと思います。
ただし――。
こんな家庭にはオンライン英会話をおすすめします
- 送り迎えをするのが難しい
- できるだけ費用を抑えたい
- 集団よりマンツーマンの方が合っている
- 知らない子と一緒だと話しにくい
- 外出すること自体にハードルがある
- 自宅の方が安心して話せる
こんなお子さん・ご家庭には、ボクはオンライン英会話をおすすめします。
「英語を話す機会はつくってあげたい。でも、対面の英会話教室へ通い続けるのは難しい」
そんな家庭にとって、自宅から先生と定期的に英語で話せるオンライン英会話は、かなり現実的な選択肢だと思います。
もちろん、画面越しだと集中しにくい子もいます。
対面だからこそ感じられる相手の細かな表情や雰囲気もあります。
だからこそ「オンラインなら誰にでも合う」とは言いません。
でも、先ほどの条件に当てはまるなら、一度試してみる価値は十分にあると思います。
オンライン英会話は週1回25分でも効果ある?
これも本当によく聞かれる質問です。
でもここでも、答えは同じ。
「どこを目指しますか?」
です。
「話せる」のゴールは家庭によって違う
たとえば、
「スペイン語話せますか?」
と聞かれて、
「¡Hola! ¿Cómo estás?」
といった日常で使う最初のいくつかの言葉を知っている。
それを「話せる」と考えるなら、必要な学習量はそれほど多くないかもしれません。
でも、自分の考えを相手に伝え、相手の話を聞いて、やり取りを続けられるところまで目指すなら、必要な量はまったく違います。
ここでボクがよく考えるのが日本語です。
ボクたちは小さいころ、日本語を週何回話していたでしょうか。
週1回?
週2回?
違いますよね。
毎日、ずっと使っていました。
もちろん英語を日本語と同じレベルにする必要がある、という話ではありません。
ただ、
目指す英語のレベルが高くなるほど、それだけ英語に触れ、実際に使う時間も必要になる。
ということは、考えておきたいところです。
大切なのは「無理なく続けられるか」
「それなら毎日オンライン英会話をやらせればいいんですね!」
と言われたら、
できるならボクは大賛成です(笑)。
ただ、そのときは、
「お子さんは毎日やりたいと思っていますか?」
「毎日その時間を確保できますか?」
「それで英語が嫌いになりませんか?」
とも聞きたいです。
毎日やること自体が悪いわけではありません。
むしろ楽しく毎日続けられるなら、とてもいい環境だと思います。
でも、無理をして短期間で終わってしまうなら話は別。
反対に週1回でも、4年、5年と継続して英語を使う経験を積み重ねられたら、それも大きな違いになります。
回数だけではなく、目標・頻度・期間、そして子どもが続けられるか。
この組み合わせで考えることが大切です。
「全然しゃべらない=効果なし」とは限らない
オンライン英会話を始めた親御さんが気になりやすいのが、
「半年やっているのに、全然英語をしゃべらない」
ということだと思います。
でも、子どもたちを見てきたボクの現場感覚では、
スピーキングより先に、リスニングの変化が見えてくる子がいます。
耳から入ってきた英語を理解することと、自分の口から英語を出すことでは、子どもにとって必要なエネルギーがかなり違うと感じています。
まずは「英語を聞いて動けるか」を見てみよう
たとえば先生が英語で、
「一度ノートを閉じて」
「立ってみよう」
「右手を上げて」
と指示を出したとします。
そのとき、子どもが先生の指示どおり自然に動いている。
これって、すごく大切な変化なんです。
日本語に訳してもらってから動いているのではなく、聞いた英語から意味を理解して動いている。
親から見ると、
「まだ全然しゃべってない」
かもしれません。
でも、耳では少しずつ英語を理解できるようになっているかもしれない。
「話していない=何も身についていない」ではありません。
一度理解できるようになった英語なら、今度は自分が使うときのハードルも下がっていきます。
だからスピーキングだけではなく、
「先生の英語を聞いて、子どもがどう反応しているか」
もぜひ見てみてください。
マンツーマンだから「話させるレッスン」に変えられる
「先生の言っていることは分かっているみたい。でも、自分から全然話さない」
そんなときは、マンツーマン英会話の強みを使ってほしいと思います。
たとえば、
「Do you like dogs?」
という質問なら、
「Yes.」
だけで会話が終わることもできます。
こうした答えがある程度限定される質問だけではなく、
「Why do you like dogs?」
「What animal do you like? Why?」
のように、自分の言葉で答える質問を増やしてもらう。
つまり、Closed questionだけではなく、Open questionを増やしてもらうんです。
親から先生や運営側にリクエストしていい
もし今の課題がアウトプットなら、
「今は英語を理解するだけでなく、自分から話すことを増やしたいです」
「Open questionを増やして、できるだけ本人に話させてください」
と先生や運営側に伝えてみてください。
その子の今の課題に合わせてレッスンをカスタマイズしやすいことも、マンツーマン英会話の大きな強みです。
英語学童などの集団型レッスンでは、一人ひとりの希望に合わせて授業全体を変えるのは難しいことがあります。
その点、マンツーマンなら、
「今は聞く力より、話す力を伸ばしたい」
という希望を伝えて、レッスンの中身を相談しやすい。
オンライン英会話を使うなら、ぜひ活用してほしいポイントです。

親はそばにいてOK。でもレッスンには入らない
小学生、特にオンライン英会話を始めたばかりの子なら、
「親が横にいた方がいいのかな?」
と迷うこともあると思います。
ボクは、親が横にいるのは大賛成です。
お父さんやお母さんが近くにいることで安心してレッスンを受けられるなら、ぜひそばにいてあげてください。
ただし、
レッスンにはできるだけ入らない。
これが大切だと思っています。
先生の英語が分からなかったときに、
「先生は○○って言ってるよ」
と訳してあげる。
答えに困ったときに、
「ほら、○○って言えばいいんだよ」
と助けてあげる。
親としては助けたくなりますよね。
でも、ちょっと待ってみてください。
分からないときに親から答えを教えてもらうのと、
子ども自身が先生に、
“I don’t know.”
と言うのでは、学びが大きく違います。
「分からない」と相手に伝えることだって、立派なコミュニケーションです。
親は「答えを教える人」ではなく、安心して挑戦できる場所をつくる人でいい。
分からない。
伝わらない。
もう一度言ってほしい。
そんな場面も含めて、英会話の「実戦」なんだと思います。

オンライン英会話が合うかは、実際にやってみないと分からない
ここまで読んで、
「うちの子にはオンライン英会話が合うかもしれない」
と思った方もいるかもしれません。
でも、ここでもボクは、
「このオンライン英会話なら絶対大丈夫!」
とは言いません。
画面越しでも先生と話せそうか。
25分という時間を楽しめそうか。
先生との相性はどうか。
マンツーマンの方が話しやすそうか。
そして、ご家庭として無理なく続けられそうか。
これは口コミやランキングだけを見ても分かりません。
だからボクなら、無料体験を使って実際の子どもの様子を見ます。
「うちの子なら?」から無料体験を選んでみよう
オンライン英会話といっても、サービスによって先生やレッスンの雰囲気は違います。
だからボクは、最初から「ここに決めた!」と一社に絞る必要はないと思っています。
無料体験は「一番いいオンライン英会話を決めるため」ではなく、「うちの子が話しやすい場所を探すため」に使ってみてください。
たとえば、こんなふうに候補を考えられます。
とにかく英語を話す機会を増やしてみたいなら|DMM英会話
いろいろな国の先生と話してみたい、まずはオンラインで英語を話す経験を増やしてみたい。
そんなご家庭なら、DMM英会話を一度試してみるのもいいと思います。
「毎日でもやりたい!」という子なら、オンライン英会話の強みをかなり活かせます。
DMM英会話まずは日本語が通じる安心感を大切にしたいなら|GLOBAL CROWN
いきなり英語だけで話すのはちょっと不安。
そんな子なら、日本語でのフォローもできるバイリンガル講師と学べるGLOBAL CROWNも候補になります。
特にオンライン英会話が初めての子や、分からない状態への不安が強い子なら、「安心して先生と話せるか」というところから見てあげてもいいと思います。
グローバルクラウン先生の質やレッスンの進め方も見てみたいなら|QQ English
「誰と話すか」だけでなく、「どう教えてもらうか」も大切にしたい。
そんなご家庭なら、QQ English(子ども向けはQQキッズ)も体験候補のひとつです。
無料体験では、子どもが先生の英語を聞いてどう反応するか、自分からどのくらい話そうとするかも見てみてください。
【QQキッズ】こども専用オンライン英会話一社で決めなくても大丈夫
一つ受けてみて子どもの反応がイマイチだったからといって、
「うちの子にはオンライン英会話は向いていない」
と決める必要はありません。
先生が変われば話せることもあります。
サービスが変われば、レッスンの雰囲気も変わります。
できればいくつか無料体験を利用して、
「またこの先生と話したい!」
と子ども自身が思えるところを探してみてください。
それが、その子にとっての「わが家のNo.1」を見つける一番の近道だと思います。

まとめ|大切なのは「オンライン」ではなく、英語を使う環境をつくること
「小学生のオンライン英会話は効果ある?」
この記事の最初に書いたとおり、この質問に一つの答えはないとボクは思っています。
受験やテストを目標にするのか。
英語で人とコミュニケーションできるようになることを目標にするのか。
週に何回やるのか。
何年続けるのか。
そして、その子自身が楽しんで続けられるのか。
それによって答えは変わります。
ただ、一つだけボクが大切だと思っていることがあります。
将来、英語で人と話せるようになってほしいなら、実際に英語を使って人と話す経験をつくってあげてほしい。
対面でもいい。
オンラインでもいい。
動画や本でたくさんインプットすることも大切です。
でも、いつか「英語を使う」ことを目指すなら、実際に使ってみる。
聞き取れない。
言葉が出てこない。
それでもジェスチャーを使ったり、知っている単語を使ったり、“I don’t know.”と言ったりしながら相手とやり取りする。
その経験が、英語を「勉強するもの」から「人とつながるために使うもの」へ変えていくんだと思います。
そして、
「話す環境をつくってあげたい。でも対面の教室へ通うのは難しい」
というご家庭なら、
ボクはオンライン英会話をおすすめします。
まずは無料体験から、その子にとって無理なく続けられる「実戦の場所」を探してみてください。
