子供が英語を学ぶときに、一番重要な事って何でしょうか。
それはその子自身が英語に興味を持つことです。
うちの子は英語が嫌いだって言って、本当興味が無いのよね~
実際に英語学童に通う小学生を見ていても、英語に興味を持っている子と持っていない子では吸収力がまったく違います。
でも子供に英語への興味を持たせるって難しいんですよね。。
こんにちは!改めまして@Wavyです。
今回は、ボクが英語学童を運営している中で見つけた子供に英語への興味を持たせる方法をご紹介します。
この記事を書いた人
- 7歳と5歳の2児の父
- 100名以上が通う英語学童を現在運営中
- カナダでのワーホリ、その他海外生活経験あり
- 小学生の放課後を英語で過ごす「放課後留学」提唱中
Twitter:(@wavy_english)
どうすれば子供に英語への興味を持たせる事ができるのか。
実は、これにはひとつだけという正解がありません。
なぜならその子それぞれに「英語への興味スイッチ」が違うからです。
え、話が違うじゃなーい!!
いや、そーじゃないんです!
ボクが子供向けの英語学童や英会話スクールを運営していて気付いたことがあるんですよ。
それは、子供の「英語への興味スイッチ」を入れるためのひとつだけの正解は無いけど、子供の「英語への興味スイッチ」が入る確率を一番上げることが出来る方法があるんですよ。
それは「英語で話すイベントに参加する」ことなんです。
でも、まずなんで子供に簡単に英語への興味を持たせられないんでしょう。
どうして子供の「英語への興味スイッチ」は簡単に入らないのか。
まず大前提として実際ボクらの英語学童に来る子の80%~90%以上は英語初心者です。
幼稚園や保育園で英語の歌を覚えた。週1回外国人講師と英語で遊んだ。というものを含め、殆どが英語でコミュニケートする事がほぼ初めての状態です。
そんな初心者の子たちが、英語学童に通い放課後留学していると、どんどん上達するんですから、子供の耳や違う言語への慣れっていうのは本当にすごいと実感します。
ただその子たちの最初の「英語への興味スイッチ」を入れるのが非常に難しいんです。
なぜなら、人間としての本能で初めての経験(言語)にはまずは恐怖を感じます。
何言っているか分からない・・・とか
何て言っていいか分からない・・・など。。
もちろん、先生の見た目だって今までとは違ったり・・・
そんな子たちにボクたち英語学童運営者やネイティブ先生が絶対にやる事があります。
まずは英語への見えない恐怖心を取り除いてあげること。
色々それぞれ理由はあると思いますが、一番にしなければならないのは英語への見えない恐怖心を取り除いてあげることです。
では、英語への見えない恐怖心を取り除いてあげるには何をしなければならないのか。
それは、恐怖心とは真逆の楽しさを感じてもらう量を増やし、楽しさで恐怖心を小さくしていきます。
特に幼少期に最初に英語に触れる際に、英語への見えない恐怖心を取り除いてあげることが本当に大切なんです。
その恐怖心を取り除きつつ英語に触れることが出来るのが「子供向け英語イベント」なんです。
なぜ「英語イベントに参加する」と英語への興味スイッチが入るのか
実際に英語学童では、このように英語イベントを活用しています。
英語学童で実施している子供向け英語イベントでいつも人気上位なのが
「Treasure hunting」宝探しゲームです。
参加者を募る際の告知にて、何を見つけるのか、どのように見つけるのか、宝はなんなのか、優勝したら何が貰えるのかなど、ゲームの詳細を子供たちがしっかり理解できるよう、イベント案内チラシや宣伝活動の中で子供たちの視覚にも聴覚にも訴えかけていきます。
そうすると参加する子供たちの英語イベント参加の目的が「英語の勉強の為にイベントに参加する」のではなく、「イベントに参加してゲームを楽しむために英語を使う」に変わります。
要するに得体のしれない英語への恐怖心を、イベントの楽しさで小さくできるという事です。
その恐怖心が小さくなればなるほど、ネイティブ先生からの口頭での英語の指示や、紙に書かれた英語の指示などを「自分からなんとか理解しよう」とします。
これは実際ボクもイベントを運営している中で感じる事ですが、英語未経験で初めて英語イベントに参加する子供でも、本当に楽しみながらまるで暗号を解くかのように自ら英語を理解しようとしている姿を何度も見てきています。
英語は目的では無くて手段として使う
大切なのは、この「自分からなんとか理解しよう」とする気持ちをこちらが作り出してあげることです。
この気持ちを作り出す別の方法として、例えば今子供たちに大人気のゲーム「Minecraft」通称マイクらを英語で進めていくと、次の展開に行くために英語を「自分からなんとか理解しよう」という気持ちになれます。
この気持ちを高める為にも、英語学童では英語のカードゲームを多用しています!
ボク達が実際に英語学童で使ってうるカードゲームはこちらの「DiXit」
テレビでキムタクこと元スマップの木村拓哉さんがハマっているゲームとして紹介してましたが
これは英語学童の子供たちにも大大大人気で、親も子供も一緒におうち英語として楽しみながら学べます。
英単語力だけではなく想像力なども高められ、何より日本語でもできるというのも子供には理解しやすいポイントですね。
子供の初めての英語や英語に自信がない親御さんなどは、ぜひ最初は日本語で初めて、徐々に英語を取り入れながら進めていくと、ゲームのルールはしっかり理解したうえで英語を使うことができるのです。
さすがお二人の娘を完璧なバイリンガルに育て上げた木村拓哉さんもチョイスするゲームという感じ。
絶対娘のCocomiさんやKokiさんともやられたんでしょうね~
お二人の英語は本当に素晴らしいですもんね♪
ちょっと話はそれましたが・・・
英語でのイベントもこのマイクラや英語カードゲームの例にも、共通する良い点があります。それは
英語が目的ではなく手段として使えている
という点です。
ただネット等のゲームでは、いくらオンラインで会話できてもリアルな会話の練習ができません。リアルな会話というのは、相手の表情や動き、会話のペースやリズムなどオンラインでは学べない点が非常に多いのです。
だからこそ実際に英語で対面でイングリッシュスピーカーとコミュニケーションを取ることが出来る「子供向け英語イベント」に参加する事が、子供が英語に興味を持たせる一番の方法と言えるのです。
英語のレッスンだけだと「間違えたら嫌だな」「単語テストできるかな」などの恐怖心が先に出やすいので、まずは間違えてもOK!目的は英語を話す事だけではなく、それを手段として利用し、楽しいイベントに参加してゲームやコミュニケーションを楽しもうと子供に思って貰う事なんです。
子供向け英語イベントってどんなものがあるのか
実際子供向け英語のイベントは非常にたくさんあり、英語学童、英会話スクール、または自治体主催など多岐に渡ります。
ここでは、年に4回ほどある大きな英語イベントを紹介します。
クリスマスパーティー
時期としては12月中旬以降に開催されます。
クリスマスをモチーフにしたクラフトやゲームはもちろん、プレゼントを渡し合うシークレットサンタなど、海外のゲームなども行います。
その他、クリスマスの英語絵本の読み聞かせや最後にはサンタからプレゼントがもらえたり、一緒にお話したり写真を撮ったりと英語の使用頻度も非常に高いイベントです。
ハロウィーンパーティー
時期10月末のハロウィーンの近くに行います。
やはりメインは思い思いのコスチュームを着て参加できるのが楽しいイベント
ハロウィーンゲームは勿論のこと、コスチュームコンテストなど実施している所もありイベントとしても非常に人気があります。
やはりコスチュームなど、先生と英語で話すきっかけがあるところが大きなポイントで、参加する子供たちも自分のコスチュームを説明したいため、一生懸命英語を使おうとしてくれます。英語を話すきっかけは大事ですよね。
バレンタインパーティー
時期としては2月中旬。どちらかというと女の子に人気のあるイベントではありますが、craftでバレンタインカードを作り、メッセージはすべて英語で書いたりします。もちろんメッセージの書き方はネイティブ先生から習ったりできます。
また手作りチョコ体験など、英語で料理教室的に楽しんでいるイベントもあります。
イースターパーティー
時期としては4月、5月の春のパーティーになります。
イースターはキリスト教の宗教行事で「復活祭」と呼ばれます。
日本ではまだあまり浸透していませんが、ボクの住んでいたカナでも非常に盛り上がるイベントでした。イースターバニーのエッグハント(たまごの宝探し)やたまごにカラフルに色付けするクラフトなども行います。日本でもハロウィーンのように今後は季節定番のイベントになると思います。
まとめ
一度英語に興味を持てれば、そこから少しずつ英語学習にシフトしていくことが出来ます。
また、何度も言いますがベースに「英語への興味」がある子は、実際に英語力の伸びは顕著に出ます。やはり子供の「英語への興味スイッチ」を入れるのは難しいですが、ここまで書いてきたように英語未経験の子でも子供向け英語イベントに参加していく事が、英語の楽しさを知った上で、子供自身に英語への興味を持たせるために親が出来るひとつの方法ではないでしょうか。お近くで子供向け英語イベントがあれば、ぜひ参加してみてください!