この記事では、小学生から始めるおうち英語について、家でできる方法や無理なく続けるコツを紹介します。
この記事について
「おうち英語」には、はっきりと決まった一つの定義があるわけではありません。
こども英語ノートでは、子どもが家庭で英語に触れたり学んだりすること、そのための取り組みをまとめて「おうち英語」と呼んでいます。
英語の動画を見る、英語絵本を読む、フォニックスに触れる、市販教材を使う、オンライン英会話で話す。
どれか一つだけがおうち英語なのではなく、家庭に合った方法で英語との接点を作ることを広く「おうち英語」と考えています。
「そもそも小学生の英語は何から始めればいい?」という方は、先にこちらの記事から読むと全体像がつかみやすいと思います。

小学生からおうち英語を始めても遅くない?
「おうち英語」というと、幼児期から英語の音声を流したり、英語絵本を読み聞かせたりするイメージを持っている方もいると思います。
もちろん、幼児期から英語に触れる方法もあります。
でも、小学生になったからといって、家庭で英語を始めるのが遅いわけではありません。
むしろ小学生になると、
・ひらがなや文字を読む力がついている
・自分の好きなものがはっきりしてくる
・ゲームやクイズのルールを理解できる
・目標を持って取り組める
・英検などにも興味を持ち始める
といった、幼児期とは違った強みがあります。
たとえば恐竜が好きなら、英語の恐竜動画を見る。
サッカーが好きなら、海外選手の名前や簡単な英語に触れてみる。
ゲームが好きなら、英語のゲームやクイズから入ってみる。
小学生のおうち英語は「幼児のおうち英語を途中から始める」のではなく、小学生だからできる方法から始めればいい。
そう考えると、スタートのハードルも少し下がるのではないでしょうか。

小学生のおうち英語は何をすればいい?
では、実際に家では何をすればいいのでしょうか。
おうち英語には、特別な決まりはありません。
ここでは、小学生でも取り入れやすい方法を「聞く・読む・文字と音をつなぐ・話す・書く・目標を作る」という6つに分けて紹介します。
① 聞く|英語の動画や音声を楽しむ
最初から英語を「勉強」にしなくても大丈夫です。
英語の歌、アニメ、YouTubeなど、まずは子どもが楽しめるものから英語の音に触れる方法があります。
小学生なら、自分の好きなジャンルから選ぶのもおすすめです。
大切なのは、すべてを理解させようとしないこと。
「この言葉、聞いたことある!」
そんな瞬間が少しずつ増えていくだけでも、英語との距離は近くなっていきます。
② 読む|英語絵本やリーディングに触れる
文字が読めるようになってくる小学生は、「読む」英語にも取り組みやすくなります。
最初は文章の多い本ではなく、
・絵を見れば内容が想像できる
・同じ表現が繰り返される
・1ページの英文が短い
といった本から始めると取り組みやすいです。
英語絵本というと幼児向けを想像するかもしれませんが、小学生向けのリーダー教材もたくさんあります。
③ 文字と音をつなぐ|フォニックス
小学生から英語を始めるなら、フォニックスも選択肢の一つです。
フォニックスは、英語の「文字」と「音」の関係を学ぶ方法です。
たとえば、知らない単語を見たときにも、文字から音を想像する手がかりになります。
ただし、フォニックスだけをひたすら覚える必要はありません。
動画や絵本などと組み合わせながら、「この文字はこんな音なんだ」と気づいていく使い方でも十分です。
フォニックスについては、こちらの記事で家庭での始め方まで詳しく紹介しています。

④ 話す|オンライン英会話を使う
家庭で英語を続けていると、意外と作りにくいのが「実際に英語を使って話す機会」です。
親が英語を話せる家庭なら会話を取り入れる方法もありますが、親自身が英語に自信がないケースも少なくありません。
そんなときは、オンライン英会話をおうち英語の一つとして利用する方法もあります。
自宅から受けられるので、教室への送り迎えが必要なく、「話す時間」を家庭の中に作れるのが特徴です。
たとえば、子ども向けオンライン英会話の一つに「QQキッズ」があります。
QQキッズを運営するQQEnglishは2009年からオンライン英会話事業を行っており、公式サイトでは世界30カ国・累計70万人以上の利用実績を掲載しています。
また、教師は全員正社員で、英語教授法の国際資格であるTESOLの取得が義務付けられています。
学校など教育機関へのオンライン英会話の導入実績もあり、公式サイトでは500校の導入実績が紹介されています。
小学生向けには学年やレベルに応じたカリキュラムも用意されています。
「オンライン英会話ってたくさんあって、どこを見ればいいのかわからない」という家庭にとって、こうした運営実績や講師体制も一つの判断材料になると思います。
ただ、オンライン英会話もすべての子に必要なわけではありません。
まずは体験してみて、「この子は人と話す方が楽しそうだな」と感じたら続ける、くらいでもいいと思います。
【QQキッズ】こども専用オンライン英会話⑤ 書く・学ぶ|ワークや教材を使う
机に向かうことに抵抗が少ない子なら、市販の英語ワークや教材を使う方法もあります。
アルファベットを書くもの、単語を覚えるもの、フォニックスを学ぶものなど、教材の種類はさまざまです。
ここで大切なのは、「小学生だからこの教材」と決めるより、今の英語レベルに合っているかを見ること。
簡単すぎても飽きてしまいますし、難しすぎれば英語そのものが嫌になってしまうことがあります。
最初は少し簡単に感じるくらいから始めて、できる感覚を作るのも一つの方法です。
たとえば、これから英語を始める小学生なら、アルファベットやフォニックスなど基礎から取り組めるワークを一冊使ってみる方法もあります。
⑥ 目標を作る|英検に挑戦する
小学生になると、「○級を取ってみたい」といった目標を持つこともできます。
英検は、おうち英語そのものの目的ではありません。
でも、普段触れている英語がどのくらい身についているのかを知ったり、子ども自身が達成感を感じたりするきっかけにはなります。
一方で、英検のためだけの勉強になってしまうと、英語を楽しむ時間が減ってしまうこともあります。
受験する時期や級は、年齢だけではなく、その子の英語経験や本人の気持ちを見ながら考えたいところです。

全部やらなくても大丈夫
ここまで6つ紹介しましたが、
「動画も見せて、絵本も読んで、フォニックスもやって、オンライン英会話も……」
と全部始める必要はありません。
むしろ、最初から詰め込みすぎると、親も子どもも疲れてしまいます。
たとえば、
動画が好き → まず英語動画
本が好き → 英語絵本
人と話すのが好き → オンライン英会話
文字を書くのが好き → ワーク
目標がある方が頑張れる → 英検
というように、入口は違っていいと思います。
おうち英語の正解は「全部やること」ではなく、その子が英語と無理なく付き合える方法を見つけること。
一つ始めてみて、合わなければ別の方法に変える。
それくらいの気持ちで十分です。
小学生のおうち英語を続ける3つのコツ
おうち英語で難しいのは、始めることよりも「続けること」かもしれません。
特に小学生になると、学校、宿題、習い事、遊びなど、毎日の予定も増えていきます。
だからこそ、最初から頑張りすぎないことが大切です。
① 新しい「英語時間」を作りすぎない
毎日30分、英語の勉強時間を増やそう。
そう決めると、親にも子どもにも負担になることがあります。
たとえば、
朝ごはんのときに英語の音楽を流す。
いつものYouTubeの一部を英語動画にする。
寝る前の本を、ときどき英語絵本にする。
普段の生活の一部を少し英語に変えるだけでも、英語に触れる機会は作れます。
② 子どもの「好き」を英語につなげる
小学生になると、好きなものがかなりはっきりしてきます。
恐竜、動物、サッカー、ゲーム、ダンス、料理、工作。
英語を好きにさせようとするより、
「好きなことを英語でも見てみる」
という順番の方が自然な子もいます。
英語が主役ではなく、好きなことを楽しむために英語がある。
そんな入口があってもいいと思います。

③ 親が英語の先生になろうとしすぎない
「自分は英語が苦手だから、おうち英語なんてできない」
そう思う方もいるかもしれません。
でも、親が英語を完璧に教える必要はありません。
教材や動画、絵本、オンライン英会話など、英語に触れられるものを用意する。
そして、
「今日は何やったの?」
「その単語知ってるんだ!」
と興味を持つ。
親の役割は「英語を教える人」ではなく、子どもが英語に触れられる環境を作る人、と考えてもいいと思います。
おうち英語だけで足りないと感じたら
家で英語を続けていると、
「もっと英語を話す機会を作りたい」
「友達と一緒に英語を使わせたい」
「家だけだと続かなくなってきた」
と感じることもあります。
そんなときは、おうち英語だけにこだわる必要はありません。
オンライン英会話、英語教室、英語学童など、家庭の外に英語環境を広げる方法もあります。
特に英語学童は、英語を「勉強する時間」だけではなく、放課後の生活の中で英語に触れられることが特徴です。
英語学童がどんな場所なのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ|小学生のおうち英語は家庭に合う形で始めよう
おうち英語というと、幼児期から英語をたくさん聞かせるイメージがあるかもしれません。
でも、小学生には小学生だからできる英語との付き合い方があります。
動画を見る。
英語絵本を読む。
フォニックスに触れる。
オンライン英会話で話してみる。
ワークを使う。
英検を目標にしてみる。
どれか一つからでも大丈夫です。
大切なのは、「何歳から始めたか」だけではなく、子どもがこれから英語とどう付き合っていくか。
家庭によって使える時間も違えば、子どもの性格や好きなことも違います。
だからこそ、誰かのおうち英語をそのまま真似するのではなく、わが家に合う形を少しずつ見つけていけばいいと思います。
まずは今日からできそうなものを、一つ。
そこから始めてみてください。
